大腸カメラ|おかむらクリニック|西神中央駅すぐの内科・消化器内科・糖尿病内科

〒651-2273兵庫県神戸市西区糀台5-6-3
神戸西神オリエンタルホテル3階
078-992-0123
WEB予約
ヘッダー画像

下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ)

大腸カメラ|おかむらクリニック|西神中央駅すぐの内科・消化器内科・糖尿病内科

当院の大腸内視鏡検査(大腸カメラ)の特長

当院の大腸内視鏡検査(大腸カメラ)の特長

  • 専門医による苦痛の少ない内視鏡検査
  • 適切な鎮静剤使用によるつらくない検査
  • 高解像度の最新機種かつ拡大内視鏡を用いた検査で早期の病変も検出
  • その場で日帰りポリープ切除
  • プライバシー重視の安心検査
  • 生体モニター完備の安全な検査
  • 検査後もおなかが張らない二酸化炭素送気
  • 兵庫病理診断クリニックとの連携病理診断(詳細はこちら)

下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ/大腸内視鏡検査)

下部消化管内視鏡検査とは、一般に「大腸カメラ」と呼ばれている検査のことで、肛門から内視鏡を挿入し、直腸から盲腸までの全大腸(一部小腸)を調べて、炎症、大腸ポリープ、大腸がんの有無などを診断することができます。検査の際には必要に応じて、大腸ポリープを切除したり、組織の一部を採取(生検)したりします。
現在、大腸がんは女性ではがん死亡原因の第1位、男性では第2位となっています(厚労省「2022人口動態統計(確定数)」より)。大腸がんの発症には加齢、飲酒、喫煙、食の欧米化、運動不足といった生活習慣が大きく関わっているとされていますが、ほとんどは良性の大腸ポリープから発生します。そのため、良性のポリープの時点で切除することが大腸がんの予防につながります。また、大腸がんはかなり進行しないと自覚症状が現れにくいという特徴があるため、早期発見するためには症状のない段階から定期的に大腸内視鏡検査を受けていただくことが有効です。
当院では大腸内視鏡検査に対する「つらい」「苦しい」「痛い」「恥ずかしい」というイメージや検査に対する不安を解消できるような環境をめざし、1人でも多くの方に定期的に大腸内視鏡検査を受けていただき、地域の方々の大腸疾患の早期発見と治療に貢献したいと考えています。日ごろから便や腸などに不安がある方は、お気軽にご相談ください。

苦痛を軽減する大腸内視鏡検査の特徴

前処置の工夫

大腸内視鏡検査は、腸管洗浄液(下剤)によって腸内をきれいにする必要があります。この下剤による前処置が、大腸内視鏡が大変といわれる要因の一つにもなっています。当院では少しでも楽な環境、楽な方法で前処置を行っていただけるように工夫をしています。また、当院では当日の下剤を院内で内服していただくことも可能です。「以前下剤を内服した時に強い腹痛や嘔吐があった」「前回大腸検査の前処置がなかなかきれいにならなかった」などの不安がある方は、お気軽にご相談ください。

眠った状態での検査も可能

鎮静剤(静脈麻酔)にて眠ったまま検査を受けることも可能です。鎮静剤を用いた内視鏡検査の大きな目的は「不安」や「苦痛」の軽減です。大腸内視鏡検査では腸の中に空気を入れるためお腹の張りや吐き気などで苦しんでしまう方もいらっしゃいますが、鎮静剤を使用することで、そのような症状が緩和できます。鎮静の程度を調整することも可能で、検査に対して不安や恐怖心が強い方は「ぐっすりと眠った状態」に、検査画面を一緒に見たいという方は「苦痛を取り除く程度の状態」に、というように患者さんの状態やご希望に合わせて検査を行うことができます。

鎮静剤が強く推奨される方

  • 大腸内視鏡検査を初めて受ける方
  • 大腸内視鏡検査に不安や恐怖心を強く持たれている方
  • 以前受けた大腸内視鏡検査で、強い痛みや苦痛を経験された方
  • 腹部の手術をされたことがある方(腸が癒着している可能性があり、強い痛みを生じることがあります)

検査終了後は、鎮静剤の効果が切れるまでしばらく休憩していただき、安心してご帰宅していただくことができます。(鎮静剤を使用した場合、自動車、バイク、自転車などの運転はできませんのでご注意ください)。

検査後の苦痛を軽減する炭酸ガス送気

大腸内視鏡検査では、通常、ペタンとした状態にある大腸内を、病変の見落としがないように空気を送りいっぱいに広げて隅々まで観察します。その際の空気がお腹の張り感や痛み、吐き気などの原因になることがあります。いつまでも腸内に空気が残ってしまい検査後にそうした症状が現れることもあります。
当院では、このような検査後のお腹の張りによる苦痛を軽減するため、空気に比べて腸管内で速やかに吸収される(空気のおよそ200倍)炭酸ガスを用いて検査を行っています。これにより検査後の苦痛を大幅に軽減することが可能となります。
※炭酸ガスは体内に吸収されても身体に害を及ぼすものではありません。

大腸内視鏡検査はこのような方にお勧めです

  • 血便がある方(出血は痔によるものと思っていても一度確認しておくことをお勧めします)
  • お腹が張って腹痛も伴う方
  • 下痢や便秘がひどい方
  • 健康診断などで便潜血反応が陽性だった方
  • 過去に大腸ポリープがあった方
  • 血縁者に大腸がんになった人がいる方
  • 40歳を過ぎて一度も大腸内視鏡検査をしたことない方

大腸内視鏡検査でわかる代表的な疾患

  • 大腸ポリープ
  • 大腸がん
  • 炎症性腸疾患(クローン病、潰瘍性大腸炎)
  • 大腸憩室症
  • 粘膜下腫瘍
  • 虚血性大腸炎
  • 痔核
  • 急性虫垂炎

大腸内視鏡検査の流れ

1

検査予約

大腸内視鏡検査をご希望の場合、事前に外来を受診していただき、診察ののちに予約をします。

2

検査前日

検査食(1,500円前後)を購入していただきます。
夕食は20時までに済ませてください。
22時に前日内服指示の下剤(ピコスルファート、ラキソベロンなど)を服用してください。
水、お茶、スポーツドリンクは夜間も摂取可能です。

3

検査当日

  • 常用されているお薬は検査予約時の指示通りに服用してください。
  • 検査4時間前にガスコン(ジメチコン)錠を内服したのち、腸洗浄液の内服を開始してください。
  • 水、お茶、スポーツドリンクは摂取可能です。

4

検査

検査着に着替え、ストレッチャーに横になっていただきます。
鎮静剤を注射しリラックスした状態で検査を受けていただきます(鎮静剤を希望されない場合、注射はありません)。
※検査時間:15~30分程度

5

検査後

検査終了後はリカバリールームで休憩いただき、その後、医師より検査結果について説明があります(鎮静剤を使用しない場合はリカバリールームでの休憩は必要ありません)。
鎮静剤を使用した場合、車等の運転はできませんのでご注意ください。

大腸内視鏡検査の費用

保険診療

1割負担 3割負担
大腸内視鏡検査(鎮静剤使用なし) 2,000円前後 5,500円前後
大腸内視鏡検査(鎮静剤使用) 2,500円前後 6,500円前後
+生検※ 1,000円前後 5,000円前後
ポリープ切除(1ヶ所) 7,000円前後 20,000円前後
ポリープ切除(2ヶ所) 8,000円前後 24,000円前後
ポリープ切除(3ヶ所) 9,000円前後 27,000円前後

※費用はあくまでも概算です。検査内容によって金額に多少の前後があります。

※生検とは病変の組織を一部採取して、顕微鏡で確認する検査です。

※上記費用に診察料、薬剤料などが別途かかります。

大腸内視鏡検査前後の注意事項

  • 検査前日は、体調を整えるため早めの就寝を心がけてください。
  • 鎮静剤を使用された方は、検査後、自転車やバイク、車の運転はできません。どなたかの付き添い、お迎えの手配が必要です。
  • ポリープ切除を行った場合、出血予防のため2週間程度の間は、激しい運動・飲酒・遠方への旅行などは控えていただいております。
  • 組織生検を行った場合、出血予防のため当日の飲酒は禁止です。激しい運動やサウナ、長時間の入浴も控えていただき、軽いシャワーなどでお済ませください。
  • 検査後の食事制限はありませんが、なるべく消化の良い物をとるようにしてください。